光輪の町、ラベンダーの少女
- 出版社/メーカー: あかべぇそふとつぅ
- 発売日: 2010/06/24
- メディア: DVD-ROM
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なんか
期待していたほどの展開がなかったですね。面白かったのはもう間違いがないんですが少し気になる点がありました。
一応車輪の国〜、の続編とも言えるべき作品、ということだったのですが、車輪の感じを期待すると肩透かしを食らうかもしれないですね。一応車輪世界の設定で物語は進むんですけど、その設定がしっかりと出てくるのは本当に終盤(3章終わり〜4章)だけでした。
序盤〜中盤は割りとありそうな青春ものとして進んでいて正直車輪の続編的位置づけ作品だということを半ば忘れていたので3章終わり〜4章ではそれなりに「うっはぁああああ、そうきた!」と驚くこともできたんですけど。
全開全力で楽しむには余計なこと考えないで進めていくと楽しめるんじゃないかなあと思いました。
1章から
2章を進めているときに気になったのが会話のテンポが悪いんですよ。というかあまり会話してる感じがしないというか。みんな言いたいことだけいってる感じがしました。実はここで割りと萎えそうになってしまってたりしてたんですけど、3章入ってからはそんなことなかったんですよね・・・。これがわざとなのかそれともガチで会話させようとしてああなっていたかは分からないんですけど。わざとだったらすげえなぁ、とただただ感心するだけです。
あとは宗介のモノローグで「残念だった。」っていう表現が何回か(も)出てくるんですけどそこも割かし気に食わなかったり。なんかもっといい表現なかったんだろうか、とか感じちゃいました。それも割りと序盤は割りといい頻度で出てきます。
個別
ルートは実はエンディング後に1時間強くらいある程度で、そんなに多くはなかったんですよ。とはいえキャラ数多いのに剣術部に入部するまでの過程の中でそれなりにヒロインが成長しててそこはまあしっかり描けててよかったですね。他の作品だったりすると割と個別短いよ!なんて思っちゃったりするんですけど意外とそうは思わなかったです。共通ルート内でそれぞれのヒロインが成長する過程がちゃんと描かれていた証拠に他ならないかと思います。
宗介は3章まででゆったりと成長、4章で例の彼も言ってましたが仙人みたいになってます。悟りすぎてましたね。もちろん褒めてます。
うーん
結局全部終わらせてみて思ったのが、普通に面白い作品だったんだけど車輪と比べちゃダメかもしれない。ってところですかね…。青春物好きだし、剣道してるところとか結構熱いんですけど、すごい伏線だったり急展開なんてのも少ないので車輪とくらべると「おやおや」ってなってしまいますよー。車輪のこと忘れるとここまで良く書けてる作品もあまりないと思います。車輪が面白すぎたのがいけないということでひとつどうでしょうか。